いよいよ、話しは親権の話しへ。
『毒親(22)』の続きです。
亜里沙のした事を話しても親からの謝罪が無いのは大人がした事なの構わないのですが、逆に攻められるという事に疲労感だけが増す省吾
そんな中、今日の核心の話題である娘の親権問題。
自分の事は何を言われようが気にもしませんが親権だけは何があっても譲れないので、改めて気合を入れ直して毒家族たちと対峙します
義姉「育てるって、どうやって育てるんですか？」
省吾「もちろん、一人で全部できる訳じゃありません。でも、実家も近いですし周りの方にも協力してもらいながら育てます。ただ、助けてもらうのはどうしてもの時だけで、基本的には一人で全部やるつもりでいます。」
義姉「亜里沙はそれでいいの？」
亜里沙「こっちには娘の友達もいるし、省吾のお母さんにも懐いてるし幸せなのかなぁって。」
義姉「自分がお腹を痛めて産んだんだよ？子どもは母親のものなんだよ？本当にいいの？」
と言って泣き出しました。
省吾はそれを冷めた目で見ながら
(バカじゃねぇの？子どもは親のものじゃないよ。そうやって家族で物扱いして支配するから亜里沙が壊れたんだろ
)
) と、憤りを感じました。
しかし、亜里沙も泣き始めます。
亜里沙「そうだけど、私が我慢すれば皆が幸せになれるんだもん。娘だって、環境を変えて友達と引き離すの可哀想だし。」
省吾の気持ちはどんどん冷めていきます。
(は？何、悲劇のヒロインぶってるの？泣くくらいだったら、もっとできる事があっただろ
)
) 省吾「とにかく、二人で話し合って決めた事です。親権やお金の事も書面にして作ってありますし、絶対に譲りませんから。」
義母「金なんか踏み倒せばいいけど、亜里沙。あんた、本当にそれでいいの？」
(踏み倒すって、本人を前に本当に腐ってるな
)
) 義姉「自分の子だよ？こんな人に任せられるの？」
(こんな席に12歳の子どもを連れて来るあんたよりは上手く育てるよ
)
) 二人がかりで亜里沙を責めまくります。
亜里沙も必死でそれが娘の為だと説明しますが、とにかく毒家族たちは言う通りにさせようとしつこくねじ伏せにかかります
省吾は早くこのくだらない茶番が終わらないかと思いながら黙って待っています
続きます
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