戸籍を失った親子。
『実録毒親(31)』の続きです。
省吾を困らせたいという毒義母の思惑は見事に成功した形になりました
省吾「でも、おかしくないですか？離婚届を先に出して正式に受理されているんですよね？なのに、後から出された不受理届けを受け取ること自体がおかしくないですか？」
課長「これが、戸籍の処理を行った後でしたら受理しないのですが･･･。」
省吾「いや、それはそちらの怠慢であって私に関係ないですよね？」
課長「そうなんですが、忙しかったのとこのような事態は初めてなので。」
省吾「初めてかどうかは知りませんが、処理云々は置いといて先に出した書類を正式に受けたんですから、それが最優先じゃないんですか？」
課長「そうですねぇ、理屈ではそうなるかと思うのですが、とにかく初めてのケースなので現在法務省の方に確認しているところでして。」
省吾「じゃあ、その結果はいつ出るんですか？」
課長「それが、法務省の方でも初めてのケースで分からないらしくて。」
省吾「いやいや、じゃあ戸籍謄本はどうなるんですか？提出しないと間に合わないんですけど？」
課長「申し訳ありません。回答が来るまでお出しする事ができないんですよ。」
まぁ、とにかくお役所仕事と言うんですかね。
省吾の事情なんて全く考慮せずに、とにかく埒が明きません
戸籍が無いなんて事を平気で言ってきますからね
ですが、省吾も万が一これで離婚届が無効なんて事になったら親権が危うくなるので絶対に譲れません
フラットな状態で親権を争ったら、非があろうが無かろうがまず母親に負けるのがこれまでの裁判の判例で分かっていましたので、イライラする気持ちを隠せませんでした
省吾「じゃあ、もし戸籍謄本を出してもらえないで不利益をこうむる事があったら責任を取ってもらいますよ？」
課長「本当に申し訳ないと思っているのですが、勝手に処理をする事ができませんので。」
省吾「じゃあ、何の為の戸籍課なんですか？自分達で判断してくださいよ。」
課長「申し訳ありません。今のところ、回答をお待ちくださいと申し上げるしか･･･。」
本当に酷い対応だったでした
のらりくらりと責任を負わないようにする事だけに力を注いでいる。
役人なんて自分の事しか考えていないと思わざるを得ない出来事でした
もちろん、皆が皆そうじゃないんでしょうけどね
続きます
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